マルチタスク (英: multi tasking) は、コンピュータにおいて複数のタスク(プロセス)を切り替えて実行できるシステムのことである。Unixなど「プロセス」という用語を使うシステムではマルチプロセスともいう(ほぼ同じものを別のシステムでは別の名で呼んでいることもあれば、違うものを同じ名… 9キロバイト (1,099 語) - 2024年7月4日 (木) 12:53 |
"マルチタスク"実は脳に大きな負担…マルチタスクが得意な人は認知症を招くリスク
1 @おっさん友の会 ★ :2024/08/15(木) 09:48:50.82 ID:+6Ny7sFd9
仕事を早く終わらせるためには、どんなことを心がければいいのか。脳神経外科医の菅原道仁さんは「複数の作業を同時進行する『マルチタスク』は、実は脳に大きな負担をかけている」という――。※本稿は、菅原道仁『すぐやる脳』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。
■「Siri」は人間の脳には不向き?
「こまめにやる、早めにやる」ことを目指した結果、限られた時間内にさまざまなタスクを処理しようとして、作業の同時進行に挑む人がいます。
いわゆる「マルチタスク」というスタイルです。
【中略】
■「車の運転」はマルチタスクではないのか
この話をすると、よく「車の運転」を引き合いに出した反論をいただきます。
車の運転は、さまざまな作業の集積です。前方を見るだけではなく、バックミラーにも気を配り、ギアを動かし、脳はフル回転を強いられます
車の運転とはマルチタスクである。多くの人が車を運転できているのだから、人はマルチタスクが得意なはずだ」、そんな理屈で反論されるのです。
けれども厳密に言うと、車の運転とは、シングルタスクの積み重ねにすぎません。
一見、マルチタスクをこなしているように見えるかもしれませんが、ひとつひとつの作業を「スイッチ」(切り替え)している、というほうが正確でしょう。
さらに言うと「マルチタスクが得意」という人の大半は、「脳のスイッチを高速で切り替えているだけ」ということがほとんどです。
脳がマルチタスクに向いていない点について、多くの専門家が指摘をしています。
たとえば2015年、アメリカのビジネス誌『Entrepreneur』では、デヴォラ・ザック氏が次のような論を展開しています。
「皆さんがマルチタスクと呼んでいるものは、神経科学者の言うところのタスク・スイッチングです。複数のタスクを短時間で行き来しているのです」
■「タスクの切り替え」は生産性を40%低下させる
またザック氏は、タスク・スイッチングは生産性を40%も低下させ、そのうえ脳が収縮する原因にもなる、と主張しています。短時間に高速でスイッチングを行うと、脳がオーバーロードし、灰白質(「脳は『先延ばし』をするようプログラミングされている」の項)が収縮するとも指摘しています。
つまり平たく言うと、脳はひとつのことにしか集中できないのです。
『すぐやる脳』(サンマーク出版)をここまで読み進めてきてくださったあなたなら、もう納得いただけることでしょう。もともと脳は、働き者でも一途な性格でもない、省エネ志向の臓器です。
プレジデントオンライン
https://president.jp/articles/-/84684?page=1
■「Siri」は人間の脳には不向き?
「こまめにやる、早めにやる」ことを目指した結果、限られた時間内にさまざまなタスクを処理しようとして、作業の同時進行に挑む人がいます。
いわゆる「マルチタスク」というスタイルです。
【中略】
■「車の運転」はマルチタスクではないのか
この話をすると、よく「車の運転」を引き合いに出した反論をいただきます。
車の運転は、さまざまな作業の集積です。前方を見るだけではなく、バックミラーにも気を配り、ギアを動かし、脳はフル回転を強いられます
車の運転とはマルチタスクである。多くの人が車を運転できているのだから、人はマルチタスクが得意なはずだ」、そんな理屈で反論されるのです。
けれども厳密に言うと、車の運転とは、シングルタスクの積み重ねにすぎません。
一見、マルチタスクをこなしているように見えるかもしれませんが、ひとつひとつの作業を「スイッチ」(切り替え)している、というほうが正確でしょう。
さらに言うと「マルチタスクが得意」という人の大半は、「脳のスイッチを高速で切り替えているだけ」ということがほとんどです。
脳がマルチタスクに向いていない点について、多くの専門家が指摘をしています。
たとえば2015年、アメリカのビジネス誌『Entrepreneur』では、デヴォラ・ザック氏が次のような論を展開しています。
「皆さんがマルチタスクと呼んでいるものは、神経科学者の言うところのタスク・スイッチングです。複数のタスクを短時間で行き来しているのです」
■「タスクの切り替え」は生産性を40%低下させる
またザック氏は、タスク・スイッチングは生産性を40%も低下させ、そのうえ脳が収縮する原因にもなる、と主張しています。短時間に高速でスイッチングを行うと、脳がオーバーロードし、灰白質(「脳は『先延ばし』をするようプログラミングされている」の項)が収縮するとも指摘しています。
つまり平たく言うと、脳はひとつのことにしか集中できないのです。
『すぐやる脳』(サンマーク出版)をここまで読み進めてきてくださったあなたなら、もう納得いただけることでしょう。もともと脳は、働き者でも一途な性格でもない、省エネ志向の臓器です。
プレジデントオンライン
https://president.jp/articles/-/84684?page=1